島村千尋さんのイタリア留学報告(2月分)その2
2013/2/2
イタリアと地続きであるスイスのサンモリッツという場所に行ったときには、駅の売店のおばさんが夜はお客さんにドイツ語で話していたのに、次の日の朝はイタリア語で話をしていて、とても驚いたのを覚えています。
やはり国境を渡りやすいからこそ、国境付近に住んでいる子供からお年寄りまで、隣国の文化の影響を多く受けていると感じました。北イタリアでは日本人留学生と合流して、ミラノとジェノヴァ、トリノを一緒に観光しました。
この時期のイタリアは北も南も天気が悪く雨や雪が多かったので、少し辛かったですが、予定していたミラノの最後の晩餐やサンシーロスタジアム、トリノのラ・モーレ・アントネッリアーナが見られたので大満足です。イタリアにいる間にまた旅行ができたらいいなと思います。
2月後半には、9月から一緒に頑張ってきた留学生の半分が帰国してしまうので、お別れ会を開きました。お店を貸し切って、帰国する留学生がサックスやバイオリンを披露してみんなで盛り上がり、ヨーロッパの学生の雰囲気を味わうことができるいい体験でした。留学生の多くがヨーロッパ圏内のみの「エラスムス」という留学プログラムを利用してきています。
仲良くしていた留学生が、帰国してしまうのはとても残念ですが、ヨーロッパの各国に友人がいると思うと、自分が少し誇らしく思えます。将来、お互いの国に旅行に行くという約束が果たせるように、イタリア語と英語の勉強をこれからも続けていきたいです。