コミュニティー

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島村千尋さんのイタリア留学報告(12月分)その1
2012/12/1

みなさん、あけましておめでとうございます。

年越し後、初めてのイタリア留学レポートです。イタリアは12月に入り、夜だけでなく朝も寒くなるようになりました。私の家では暖房をつけ始め、だんだん冬を越す準備が整ってきました。イタリアの一般的な家には、テルモシフォーネと呼ばれる白い暖房が壁に設置されています。

その中を温水または加熱したオイルを循環させる仕組みで、部屋全体をじんわりゆっくりと温めるのが特徴です。日本の暖房とは違って暖房自体が熱々にならないので、天気があまり良くないこの時期には、暖房の上にそのまま洗濯物をのせて乾かしています。驚くほど早く乾きます!このほかにも日本では見られないヨーロッパの冬の名物はたくさんあります。

その中でも私が最も印象に残っているのはキリスト誕生シーンを模したジオラマ模型「プレセーペ」です。大きさは様々ですが家に飾られているものは大体シルバニアサイズのもので、クリスマス前の市場ではこのプレセーペを作るための材料が売られています。

なぜ私が一番印象に残ったものでこれを選んだかというと、私が住んでいる街の中心街に半円球戯場があり、その中に実物サイズのプレセーペが作られていたからです。クリスマスイブまではマリアとジュゼッペ、羊飼い、羊、などが飾られていて、24日の夜になってからキリストを籠の中に飾るという、とてもドラマチックな催し物でした。