島村千尋さんのイタリア留学報告(12月分)その2
2012/12/2
イタリアではクリスマスを含め年末年始は授業もなく、一人暮らしをしている学生らは自宅へ帰って家族と過ごすのが一般的で、私のフラットメイトも帰宅してしまったので、クリスマスは以前東洋英和に留学していたサーラさんの家に泊まらせてもらいました。
イブの夜には教会でミサに参加し、25日の朝にツリーの下に置いてあったプレゼントを交換し、おいしいイタリアの家庭料理をたくさん食べて、ぐっすり寝て、幸せなひとときを過ごすことができました。イタリアのクリスマスは、恋人と過ごす日本のクリスマスというより、家族みんなで過ごすお正月のように感じました。ヨーロッパでは、お正月よりもクリスマスが盛んなので、年を越してもクリスマスツリーやイルミネーションは飾ったままにされていました。26日になるとすぐお正月の物を飾り始める日本とのギャップを感じました。
12月に入りだんだんと友達とのコミュニケーションの取り方もわかるようになってきたと思います。日本食を食べたいとイタリア人の友人に言われて、五目御飯やちらし寿司、味噌汁などを作る機会がありました。その時友人に「日本では床に座ってごはんを食べるんでしょ?」「アニメでみたよ!」などと言われ、みんなで床に座りながら箸を使って夕食を食べました。
多くのイタリア人が、日本のことにとても興味を示して接してくれるので、私も日本の文化を多くの人にたくさん知ってもらいたいと思う反面、自分が知っている日本の文化の知識を増やし、より正確に伝えなければいけないなと日本人としての責任感を感じました。