島村千尋さんのイタリア留学報告(3月分)その1
2013/3/1
まだ肌寒いですが、南イタリアでは雪を見ずに冬を越したみたいです。皆さまお元気でしょうか。日本では、卒業・入学、そして進級の時期ですが、イタリアは今の時期ではないので、残念ながらあまり3年生になるという実感が湧いてきません。
今月の11日、東日本大震災が起こってから2年が経つ日とその週の土日に、レッチェ周辺に住む日本人の方々主催で、I love NIPPONという募金イベントがレッチェで行われました。参加者であるサレント大学日本語教師である森田満子先生から、私たち日本人留学生にもお手伝いをお願いしたいという連絡を受けて、私たちもこのイベントを知り、参加させてもらいました。震災が起こった一昨年、そして去年と続けて開催されていて、募金イベントということでしたが、日本とイタリアの文化交流を行うという目的のイベントでした。
このイベントでは、来てくださった方々が実際に体験できる折り紙コーナーや書道コーナー、生け花コーナーなどがあり、さらに日本のものが売られているバザーや、震災を題材にした紙芝居なども行いました。私は、小学生のころから書道を習っていたので、それを活かして、イベントに来てくださったイタリア人の方々に書道体験のお手伝いをさせていただきました。
書道体験は、その人が書きたい文字を書くというものだったのですが、「フランチェスカを日本語(漢字)で書いて!」と自分の名前を書いてと言われることも多く、あてはまる漢字を考えるのと書く作業を一度にやらなければならなかったのが大変でした。