バベルの塔
2017/6/13
上野でパンダの赤ちゃんが生まれるちょっと前、
隣の東京都美術館で
「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの 塔」展
を見てきました。
ピーテル・ブリューゲルは16世紀に、今のオランダで活躍した画家です。
ミケランジェロはまだ生きていた頃です。
同時代とはいえ、文化が風土の違いから、画風が“北方だ~。”と感じます。
まずエントランスにある、漫画家大友克洋版の「バベルの塔」は必見。
バベルの塔の中が見られます。しかも滅法おもしろい!
私と同世代の人は大友克洋熱が高い人が多いのですが、
日曜美術館(Eテレ)でこの展覧会が紹介された回のゲストが大友克洋さんで、
司会の井浦新氏の前のめり感がすごかったです。
展示場内はとにかく混んでいて、短気な私はプチ切れ気味。
残念ながら小さな版画などはほとんどじっくり見ることができませんでした。
見に行く場合は、オープン直後かクローズ間近がいいかもしれません。
それに比べ、メインの「バベルの塔」は、広くスペースを取っているので、
意外と快適に鑑賞できます。
もちろん単眼鏡を持参しましたが、
思いのほか作品が小さい上にあの細密描写なので、どうやっても限界があります。
協賛の大日本印刷様のつくったバナーや展示室の壁で、細部を楽しむのが良いでしょう。
想像力を駆使して描かれたであろう本作は、本当に見飽きない絵ですし、
見ているこちらも想像力を刺激されまくります。
展覧会マスコット(?)タラ夫のチェックもお忘れなく。
ちょっとあざとくてイラッとする寸前のキモかわゆさです。