奇想の建築
2017/9/3
大層短い夏休みでしたが、会津若松に行ってまいりました。
奇想建築好きの私の目的は、重要文化財にも指定されている“さざえ堂”。
現在はありませんが、内部には三十三観音像が安置されていて、
道内を回ると一気に三十三観音巡りができるという、横着な、
いや、とても効率的な霊場であったようです。
奇抜ですが、コロリとした美しい外観をしており、
内部は二重らせん構造で、一応三層構造。
(何層とかどーでもいいような構造)
ゆるやかな斜路は、上りの人と下りの人が行き合わないような設計になっています。
そうです。
ヴァチカン美術館の入り口にある美しい渦巻の階段や、
オルヴィエートのサン・パトリッツィオの井戸と同じ設計です。
フランスの世界遺産シャンボール城の二重螺旋階段は、
レオナルド・ダ・ヴィンチが設計したという説もあるそうです。
とにかく、その発想と、実現させる技術に(しかも美!)、
はぁ~すごいなぁと、ただただ感嘆するばかり。
近い所では、飯田橋のアンスティチュ・フランセ東京に、
二重らせん階段があるそうですよ。
(コルビジェの弟子、坂倉準三設計)
興味津々。行ってみようかしら。