コミュニティー

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日本人横綱
2017/1/26

愚直、寡黙、不器用、生真面目。
日本人が好む形容詞がズラリとつく関取だった稀勢の里が、
昨年の年間最多勝から初場所優勝を経て、一気に横綱へ昇りつめました。

19年振りの(そんなに経つのか!?)日本人横綱の誕生です。

初場所の2日目。
まだモンゴル3横綱が出場していた時(後に2人が欠場)に国技館へ行った私は、
まさかこんな展開になるとは思いもしませんでした。

横綱は勝って当たり前!なので、絶対に負けない白鵬が好きでした。
(いや、今も好きです!)
今日は勝つかな~、という目線で取組を見てしまう稀勢の里の、
分かりやすくメンタルの弱い面が、私はどうも好きになれずにいました。

さらに、モンゴル勢をこれ以上のさばらせてなるものかと、
日本人稀勢の里に肩入れをする相撲ファンへの反発もありました。
身内を贔屓したくなる気持ちは分かりますが、
闇雲に外国人力士を妙に毛嫌いする人って、けっこう沢山いませんか?

国籍なんざ関係ねぇ。だったら土俵の上で結果を出してみろぃ!
と、思わず江戸っ子風に言い放ちたくなります。

なので、今回見事に結果を出して昇進した稀勢の里が、
来場所どんな活躍を見せるか、とても楽しみですね。

ちなみに初場所で三賞を取った力士たち。
高安(フィリピンと日本のハーフ)
御嶽海(フィリピンと日本のハーフ)
蒼国来(中国内モンゴル自治区出身)
貴ノ岩(モンゴル出身)

もう「日本人だから」なんて言ってる場合じゃない、
グローバルな時代に角界も突入していますよ。

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