Giandujaの話
2018/2/20
そういえば2月はバレンタインデイもあったな。
と、いまさらながらチョコのお話を。
トリノを代表するチョコといえば、ジャンドゥイオット
(Gianduiotto、ピエモンテ語:Giandojot またはジャンドゥーヤ)。
起源は1852年。
ナポレオン政権下での取締りによって不足したカカオを補うために、
地元で豊富に採れるヘーゼルナッツを混ぜたことから生まれたものです。
考案したのはジャン=ポール・カファレル氏。
Gianduja(ジャンドゥーヤ、ピエモンテ方言ではGiandojaジャンドォーヤ)は、
コメディア・デッラルテ(仮面を使用する即興演劇)に登場する
陽気な赤ら顔のおじさんで、カーニバルの人形劇の人気キャラクターでしたが、
彼のトレードマークである三角帽の形から、
このチョコレートがジャンドゥイオットと呼ばれるようになりました。
カカオ不足という窮状から生まれたものとは知りませんでしたが、
トリノの地元愛にあふれたチョコレートです。
あのなんとも言えないもったり感。
たまに無性に食べたくなりますね。
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